
私のサロンには深爪でお悩みの方が定期的にいらっしゃいます。
「どうしても爪を噛むクセがあって・・・」
「ちょっとでも伸びていると気持ち悪くて切っちゃうんです」
「のばしたいんだけど、すぐに折れて短くなっちゃって・・・」
同じ深爪でも、その原因はさまざま。
サロンでは細かくカウンセリングをして、徹底的にフォローをしながらお悩みを解消しきます。
ではここで、深爪のメカニズムをお話ししておきますね。
深爪というのは、爪の先端の白い部分(専門用語ではフリーエッジと言います)を少しも残らずに切ってしまっている状態のことで、この状態が恒常化すると、ネイルベッド(爪のピンクの部分)がどんどん短くなっていきます。
深爪の方は、
爪を短く切る → ネイルベッドが短くなる → さらに爪を短くきる → ネイルベッドが短くなる
というスパイラルに入り込んでしまっているのです。
一方、爪は伸ばした状態を保っておくと、なんとネイルベッド(爪のピンクの部分)が伸びてくるんです。
もう少し具体的に言うと、ハイポニキウムというものが伸びてきます。
ハイポニキウムとは、爪と皮膚がくっついているこの部分です。ハイポニキウムは、爪に雑菌などが入り込まないために必要な皮膚組織なのですが、爪を伸ばした状態を保っておくと、爪に引っ張られるようにハイポニキウムがどんどん伸びてきて、結果、ネイルベッドが長くなっていくようになっているのです。
実は、深爪矯正とは、「ハイポニキウムを成長させる」こととイコールです。
つまり、深爪の方は、ハイポニキウムが育たない環境をつくってしまっているということなのです。
爪を噛んでしまう癖がある方、爪と一緒にハイポニキウムもかみちぎっていませんか?
爪を短くしていないといやだ!という方、ハイポニキウムまで爪切りで切っていませんか?
爪が折れちゃう方、折れた時にハイポニキウムまで一緒に取れちゃっていませんか?
それが、深爪の根本原因になっているかもしれません。

では、改善するために、どうすればよいのか。
ジェルを塗って、厚みを出すことで、
- 爪をかみちぎりにくくする(爪噛みの癖がある方)
- 爪を切りにくくする(切りたくなってしまう衝動を抑制する)
- 爪を折れにくくする(厚みがでるので折れにくい)
という効果を期待します。
ちなみに、ジェルネイルをしなくとも、爪を伸ばしていられる!という方は、ネイルケアなど定期的にお手入れすることで、深爪は矯正できます。
ジェルネイルだけが深爪矯正の唯一の手段ではありません。
ただ、深爪でお悩みの方は、素の爪ではどうしても伸ばしていられない事情を抱えている方が多いため、ジェルネイルやアクリルスカルプチュアで補強する手段を取ります。
継続期間は短くても3ヵ月。
まず最初の3ヵ月は、2~3週間に1回のペースでジェルネイルを付け替えて、爪を伸ばした状態を保ち続けてみましょう。
深爪矯正(アクリルorジェル)

深爪矯正(アクリルorジェル):6000円
現在のお爪の状態により、ジェルスカルプチュアかアクリルスカルプチュアか、コーティングのみで対応できるのかは見て判断させていただきます。
カラー1色付きで7000円
最低でも2~3ヶ月続けて来ていただく事を目安に通っていただくことをオススメします。